顔にできると誰しもブルーになってしまうニキビ。
ポツリとできてしまったニキビも嫌ですが、もっと嫌なのはニキビ跡が残ること!
いつの間にか残ってしまったニキビ跡を発見した日には、ますますブルーになってしまいますよね・・・
そんないや~なニキビ跡ですが、初心にかえったベーシックなセルフケアで、十分治していくことができます。
ぜひこれを読んで、ニキビ跡のセルフケアの仕方を習得してくださいね。
Contents
ニキビ跡が治りにくい原因
ニキビ跡の治し方、などと言うとなんだか難しく聞こえます。
実際わたしたちは、日常生活の中で無意識のうちにニキビ跡にどんどん負担をかけ、悪化させていることが多いのです。
跡の具合が気になって無意識のうちに指で触ってしまったり、頬杖がクセになっていて知らずにニキビ跡を触る機会が多い。
なるべく目立たないように前髪やサイドの髪がニキビ跡にかかるようなヘアースタイルをしたり、ファンデーションを厚塗りして隠している。
化粧品を浸透させようと、顔中を手のひらで何往復もし、化粧品をぬりつけている。
…等々、どうでしょう?
また、
- 多忙な毎日で、お風呂はシャワーのみ
- 睡眠時間が短く運動もほとんどしない
- 仕事のストレスが多い
- 汗をごしごしとタオルでふきとっている
などの習慣もニキビを悪化させる原因になります。
当てはまる項目が、いくつかはあるのではないでしょうか。
これらは全て、ニキビ跡をさらに悪化させる原因です。
ダメだとわかっていてもやってしまいがちだったり、生活上改善できない部分もあるとは思います。
しかし意識をしてなるべくこのような行動を避けるだけでも、だいぶ状況は改善します。
まずは極力患部に触るのを避け、肌を鎮静化させることを習慣づけるのが、ニキビ跡を治す第一歩となります。
赤みは消してニキビ跡をきれいに治す方法!
よくあるニキビ跡の赤みというのは、ニキビの炎症や傷を治癒するために毛細血管がそこに集中したもの。
それが肌に透けて見えるようになったのが、ニキビ跡になったときにも残る赤みの正体です。
皮膚の内部では、炎症となったニキビの部分を治そうと、自然治癒作用がしっかりと働いている最中。
ですから、下手にあれこれと薬を塗ったりするより、自分の新陳代謝を高め、自然治癒作用を助ける手伝いをしていきましょう。
スキンケアは普通でオーケー
基本のスキンケアとしては、毎日の洗顔には低刺激の洗顔料を使い、乾燥する季節はぬるま湯洗顔だけでも十分です。
洗顔は、何を使って顔を洗うかということより、しっかりと時間をかけてすすぐことで、汚れを確実の落とすことが目的。
顔をこすらないよう、両手ですくったぬるま湯を顔にあびせるイメージで洗顔します。
洗顔後はタオルを顔に軽く押し付けて水気をとるだけにし、ごしごしとぬぐわないようにしましょう。
ヒアルロン酸やコラーゲンを使って新陳代謝と保湿力を高める
ヒアルロン酸やコラーゲンの配合された化粧水は肌の新陳代謝と保湿力を高めます。
こういった化粧水を使用し、肌にのせて手でパックするイメージで、肌と化粧品と手の平が摩擦をおこさないように浸透させます。
ビタミンCを多くとる
スキンケアと同時に、内面からも新陳代謝を活性化させる手伝いをしましょう。
抗酸化作用が強く美肌に良いとされるビタミンCは、体内でコラーゲンを生成して毛穴の詰まりや炎症の予防にもはたらくので、この時期こそ積極的に摂りたいもの。
柑橘類やサラダなどで積極的に摂取するほか、サプリメントで補うのもいいでしょう。
せっかく摂ったビタミンCは、過度な紫外線によって破壊されてしまいますので、男性でもUVケアは怠りなく。
飲酒やアルコールは控える
また、毛細血管を収縮させて治癒力を低める喫煙は、極力やめること。
そして肝臓で解毒される際に肌再生に必要な栄養分を消費してしまう飲酒も、適度に抑えましょう。
睡眠はしっかりとる
基本にして重要項目となる睡眠は、入眠から3時間の間に、肌の再生を促す成長ホルモンが分泌されていると言われています。
睡眠時間を長く確保するのが難しい人でも、入浴時間を考えたり寝る前のスマホを制限したりして、寝入りからの3時間は熟睡できるような工夫をしてみましょう。
肌の再生には、20代で約1か月、60代で約3ヶ月の時間がかかると言われています。
一朝一夕で結果がでるわけではないのでもどかしいですが、基本的なことを習慣にして、ニキビ跡の赤みを無理なく自然に抑えていきましょう。
ニキビ跡をきれいに治すには生活習慣を見直して自然治癒力を有効に使おう!
これまでニキビ跡をケアする方法をご紹介してきましたが、そもそも、ニキビ跡が残らないようにニキビを治すことができたら、それが一番楽ですよね。
ニキビを早く治そうと思うと、潰して膿を出したり、薬をやたらと塗ったりしてしまう人もいます。
しかしニキビを治すのも、これまでにご紹介したニキビ跡を治すことと基本スタンスは同じです。
ニキビは皮膚の炎症、いわば皮膚が傷ついている状態です。
肌にケガをすると、放っておいても自然に血が止まり、傷がふさがり、日に日に目立たなくなって、小さな傷ならどこをケガしたのかわからなくなるほどですよね。
ニキビもそれと同じで、本来肌の自然治癒作用と肌の再生の能力で、何もなかったように元通りになるはずなのです。
それを必要以上に気にかけてしまうからニキビ跡が残ってしまい、跡を消そうとさらに躍起になってしまうことで、ますます消えない跡になってしまうのです。
赤く残ってしまったニキビ跡を触り続けたり、不潔な状態で放置しておくと、やがてその部分は赤みから色素沈着へと変わっていき、もう元には戻らない状況になってしまいます。
ニキビができてしまうと、一刻も早く治したい気持ちで薬などに頼りたくもなります。
しかし、結局は肌の治癒作用が正常に働くことが、早く確実に治すことにつながるのです。
ニキビができてしまったら、そして赤くニキビ跡が残ってしまったら、自分自身で少しでも早く治癒できるよう、自分の生活習慣を見直していきましょう。
まとめ
ニキビやニキビ跡を治す目的では、いろいろなクリームや化粧品が市販されていますし、肌を洗浄するエステなどもあるようで、調べるといろいろなものや方法がでてきますよね。
早く治したいあまりつい手を出したくなってしまいますが、クリームを塗ってニキビやニキビ跡部分を覆ってしまうこと自体が、皮膚呼吸の妨げになってよくないという説もあります。
また、肌は本当に人それぞれですから、口コミで支持の高いニキビケア製品が自分に聞くとも限らず、場合によっては悪化させてしまうこともあり得ます。
だからこそ、急がば回れという意味でも、自分の自然治癒力を高めるという、根本的な治療法をおすすめします。
すぐに大きな効果を見ることはできませんが、始めのうちは意識的にしていた洗顔法や生活習慣がだんだん習慣化されてきた頃には、赤みがかったニキビ跡も、きっと薄くなってきているはず。
そしてその正しい習慣を続ければ、ニキビやニキビ跡自体もできにくくなることでしょう。
コツコツ地道なセルフケアで、ニキビ跡を確実に消していきましょう!