美容室でヘアカラーをしてもらったのにすぐに抜けてしまったり、黄色くなったりした経験はありませんか?
せっかく時間とお金をかけたのに、またすぐに染めないといけないなんて嫌ですよね。
できれば、ヘアカラー直後の美髪のまま、長い期間保てたらいいですよね!
今回はどうしてヘアカラーがすぐに抜けるのか?それを防ぐ方法と原因について詳しくご紹介します。
Contents
ヘアカラーがすぐに抜ける原因とは?
ヘアカラーがすぐに抜ける原因は、いったい何なのでしょうか?
その原因は、幾つか考えられますが、普段のごく当たり前の生活習慣によることが多いです。
- 髪を染めた後すぐに髪を洗っている
- 市販のシャンプーとトリートメントを使っている
- 濡れた髪の状態で、髪を傷めたりしている
- 紫外線を浴びている
- 温泉につかる
- 海水やプールで髪を傷めてしまう
- 高温のコテやアイロンをよく使う
- ハードな整髪剤などをよく使う
ヘアカラーは馴染むのに時間がかかるので染めた後すぐに洗ってしまうと色が抜けやすくなります。
また、市販のシャンプーをいつも使っている場合、ヘアカラー専用のシャンプーに替えるなど、ヘアカラー後しばらくだけでもそうすることで効果は期待できますよ。
他には髪が濡れた状態を長くキープしてしまったり、紫外線を浴びたり、高温のアイロンを長く当てるなど、髪にダメージを与える行為がそのままヘアカラーが抜けやすくなる原因になります。
ヘアカラーがすぐに抜けるのを防ぐ方法とは?
それではヘアカラーがすぐ抜けるのを防ぐ方法を説明します。
1. ヘアカラーの当日は洗わない
ヘアカラーがすぐに抜けるのを防ぐには、当日の自宅でのシャンプーとトリートメントをしない方がいいです。
なぜ、普段通りのシャンプーとトリートメントがいけないのか疑問に思いますよね。
それは、ヘアカラーが髪になじむのには、少なくとも24時間はかかると言われているからなのです。
美容師さんに、「今日は洗わないでくださいね。」と言われた経験はありませんか?
ヘアカラー当日は、髪が水になじみやすい状態なので、水に濡らすだけでも簡単に流れ落ちてしまうのです。
それならヘアカラーの当日は、ちょっと我慢して色落ちしない方が断然いいですよね。
2. シャンプーとトリートメントの使い方に注意する
意外と知られていないのが、髪にとって大切なシャンプーとトリートメントの使い方です。
シャンプーやトリートメントで、ゴシゴシ洗ってしまうのは髪を傷める行為なのです。
まず、お湯でしっかりと髪を予洗いします。
シャンプーは、適量を手に取り泡立ててから髪につけます。
そして、頭皮の地肌の部分を丁寧に洗うことと、爪を立てずに指の腹で洗うことがポイントとなります。
頭皮全体が洗えたら、十分なお湯でしっかりすすぎます。
トリートメントは、適量を手に取り、髪の地肌以外の部分に軽く馴染ませましょう。
この時、頭皮にトリートメントを付けないことがポイントとなります。
特に濡れた髪同士をこするのは、キューティクルが剥がれて髪が痛む原因になりますのでよくありません。
トリートメントのすすぎは洗いすぎず、軽く流して落とす程度がいいでしょう。
そのことを知っていれば、少し気を付けて髪を傷まないようにしてみようと思いますよね。
3. カラー専用のシャンプーとトリートメントを使用する
ヘアカラーを長持ちさせたい方は、カラー専用のシャンプーとトリートメントが必須です。
意外なことに、普段使っている市販のシャンプーとトリートメントでは、すぐにカラーが抜けてしまいます。
市販のシャンプーは、脱脂力や洗浄力が強いのでヘアカラーの髪にはおすすめできないのです。
髪の汚れを落としてきれいにはなるけど、ヘアカラーの髪には良くないでということですね。
4. オイルタイプのトリートメントを使用する
髪を紫外線や摩擦、乾燥から守るために、洗い流さないオイルタイプのトリートメントがでています。
オイルタイプがおすすめなのは、乾いた髪の状態から保護することによって、キューティクルなどが傷むのを防ぎ、カラーやタンパク質の流出を減らす効果が期待できるからなのです。
洗い流さないタイプだと簡単なので使ってみたくなりますね。
習慣づいたら髪も美髪になり嬉しいですよね。
5. ドライヤーでしっかり乾かす
皆さんは、洗髪後の自然乾燥や半乾きをしたことはありませんか?
自然乾燥だとドライヤーの高熱から解放されて、髪に優しそうと思いますよね。
ところが、濡れた髪はキューティクルが開いたままの状態なので実は枕などでこすれるだけでも傷みやすいです。
また、湿気ているので菌の発生にもつながってしまいます。
ドライヤーでしっかりと乾かすことは、髪にとってとても大切なことなのです。
ロングヘアの私もこのことを知ってからは、しっかり乾かすように気を付けています。
ヘアカラーのしくみとは?
ヘアカラーを美容院でしてもらう時に、よくカラー液を混ぜていますよね。
ヘアカラーは一般的に、1剤の酸化染料とアルカリ剤、2剤の酸化剤を混ぜることで酸化染料が発色し、髪に定着するようになっています。
ヘアカラーによって髪が染まるしくみは、いったいどのようになっているのでしょうか?
あんなに細い髪がなぜ染まってしまうのか。
不思議に思ったことはありませんか?
ヘアカラーで髪が染まるのは?
- ヘアカラーの1剤と2剤を混ぜたものを髪に塗ると、1剤の中のアルカリ剤が、キューティクルを開いていき、混合液が髪の内部に入っていきます。
- アルカリ剤によって、酸素を発生させメラニン色素を明るく脱色させていきます。
- 髪の内部にまでカラー液が浸透することで、色付いていきます。
- 髪の内部の色とヘアカラーの色が混ざることにより、開いていたキューティクルが閉じていき、髪の色が染まるというしくみになっています。
キューティクルのしくみ
1本の髪の毛は、外側からキューティクル、コルテックス、メデュラという3層からできています。
よく耳にするキューティクルは、タンパク質や水分が失われないようにする働きをし、髪にツヤを与えてくれます。
また、キューティクルは、硬い反面摩擦などに弱く、はがれやすい性質を持っています。
ゴシゴシシャンプーをしたり、無理なブラッシングをしたりするのは、枝毛や切れ毛の元になるので良くありません。
髪の毛はやさしく扱うように心がけ、美髪を目指しましょう。
ヘアカラーをした当日はシャンプーをしてもいいのか?
毎日洗髪をしたい、あるいはヘアカラーをしたからという理由で、ヘアカラーをした当日もシャンプーをしたいと思う方も多いはずですよね。
しかし、ヘアカラーの施術当日は、シャンプーはしない方がいいです。
なぜなら、当日の髪はまだ完全に染まりきっていないので、カラーが抜けやすい状態なのです。
最低でもヘアカラー後は、24時間は洗うのをやめることをおすすめします。
わざわざ、ヘアカラーを流してしまうのはもったいないですよね。
どうしても当日洗いたい!そんなときは、少しぬるめのお湯でさっと洗う程度にするのがいいでしょう。
ヘアカラーが抜けにくい色とは?
今流行りのヘアカラーは、アッシュ系です。
どのヘアカラーもきれいに染まるのであれば、お気に入りのカラーに染めたいですよね。
しかし、日本人の髪質から考えると抜けやすいカラーのひとつがアッシュ系なのです。
抜けにくいおすすめのカラーは、染めたいカラーより1~2トーンダークな色目になります。
例えば、ブラウン系やヴァイオレット系は、抜けにくいカラーなのです。
反対に、アッシュ系やマット系、赤系、ピンク系などの明るいカラーは、抜けやすくなります。
おすすめは、普段よりダークなカラーか色持ちも良くシックなネイビーです。
アッシュ系のように色落ちの心配も減るので、染め直しの必要もなくなり、嬉しいですよね。
<h2>まとめ
ヘアカラーがすぐに抜けるのは、カラーが髪に定着していない状態で市販のシャンプーやトリートメントをしてしまうのが原因の一つです。
生活習慣の中でうっかり髪を傷めてしまったりすることなど原因はさまざまです。
また、普段使っている市販のシャンプーでは、カラーが抜けやすいので、これを機会にヘアカラー専用のシャンプーとトリートメントを使ってみてくださいね。
ヘアカラーによって抜けにくいカラーもありますので、気になる方はいつもよりダークなカラーを選ぶことをおすすめします。
もし悩んだら、美容師さんに相談してみましょう。