ベースメイクとは、「顔全体の肌(ベース=土台)に施すメイク」のことです。
目や眉、唇などの部分的なメイクではなく、ベースとなる肌に対してのメイクですね。
「ベースメイクが成功すれば、メイク全体の7~8割は成功したことになる」
といっても過言ではないくらいベースメイクは重要です!
ただ、メイクをする範囲が他の部分と比べて広く、凹凸もあるので最初はきれいに仕上げるのが難しく感じるかもしれません。
ここでは、そんな初心者さんのためにやりやすい方法&これさえ知っておくと大丈夫というポイントをいくつか紹介しますのでご参考にしてくださいね!
Contents
ベースメイクに必要なものは?
日焼け止め
日焼け止めは夏にしか使わないという方も多いのではないでしょうか?
日焼け止めがなくても、メイクはできます。
しかし、紫外線は一年中降り注いでいます。
日常的に日焼け止めを使っているという方は、季節に関係なくメイクのはじめに日焼け止めを塗りましょう。
冬は、あえて高い効果の日焼け止めは使う必要はありませんが、真夏などの特に日差しが強い時は、下地とファンデーションの他に日焼け止めを使うのがおすすめです。
冬でも日焼けが気になる方は、日焼け止め効果のある下地やSPFが低い日焼け止めを使うのが良いでしょう。
基本的に化粧下地やファンデーションの日焼け止め効果は、低いか、もしくは全くないものが多いような気がします。
化粧下地
下地はファンデーションの前に付けることで、化粧崩れを防ぐ効果や肌荒れ防止の効果などがあります。
色が付いているものと付いていないものがあります。
ファンデーションの前には基本的にこの化粧下地を使いましょう。
「乾燥するのがイヤ」
→保湿効果のある下地。
「テカテカするのがイヤ」
→皮脂をコントロールしてくれる下地。
化粧崩れの気になる夏はこの下地がおすすめ。
※テカりやすい小鼻用の部分下地もあります
*コントロールカラー
肌の悩み(赤み、くすみ、血色が悪いなど)がある場合に使います。
部分的に気になるところに付けることもできます。(赤いニキビ跡や口元のくすみなど)
部分的につける時は、別の下地を顔全体に付けてくださいね。
「顔が全体的に赤みがある」
→グリーンのコントロールカラー
「顔が全体的にくすんで見える」
→パープルやブルーのコントロールカラー
「全体的に血色が悪く、青白い」
→イエローやピンクのコントロールカラー
ファンデーション
ファンデーション(以下FD)にも種類がありますが、ここでは一般的なパウダータイプとリキッドタイプのファンデーションの使い方を紹介していきます。
パウダーファンデーション
初心者さんにおすすめなのが、パウダータイプのFD。
比較的均一に素早く塗りやすい。
リキッドタイプに比べて、ややカバー力が少ない。
リキッドファンデーション
液体状のFD。
パウダーに比べて均一につけるのが最初は多少難しいですが、つやっぽく仕上がるものが多い。
パウダーに比べて、乾燥しにくい。
コンシーラー
特に隠したいニキビ(跡)やクマ、シミがある場合に使います。
基本的に、ファンデーションでカバーしきれなかったところをカバーするのがコンシーラーです。
パレットから指やブラシで取ってつけるものや、スティック状の直接肌に塗れるタイプがあります。
クマやニキビ(跡)を隠す場合
→自分の肌よりも暗い色のコンシーラー
ハイライト代わりで使う場合
→自分の肌よりも明るい色のコンシーラー
※パウダーFDとリキッドFDでコンシーラーを使うタイミングが違うので注意しましょう!
詳しくは下の手順をご覧ください。
フェイスパウダー
※基本的にはパフとセットです
ベースメイクの仕上げに付けるのが、フェイスパウダー(ルースパウダーとも)です。
メイクの崩れを予防し、メイクが肌に密着するのを助けてくれます。
夏は崩れにくい効果の強いフェイスパウダーをパフやブラシでしっかりと、冬など乾燥が気になるときはブラシでさらっとつけるか、テカりやすい小鼻やおでこのみにさっと付けても◎
道具
初めてベースメイクをするとき、手を使って仕上げることもできますがこれがあると良いというものがこちらです↓
【これはあったほうが良い】
- スポンジ
リキッドFDでもパウダーFDでも、最後に肌に密着させる+余分なFDをはらうために必要
【あると便利】
- メイクブラシ
パウダーを付ける時に使うと付け過ぎになりません。
最後に余分なパウダーを落とす時にも使えます。
ベースメイクの手順~(プレスト)パウダーファンデーション
固形タイプのプレストパウダーFDを使う場合の手順を紹介します。
- 日焼け止めを顔全体や首すじに塗ります
- 下地(コントロールカラー)を塗ります
- 手指で全体に広げます
- ファンデーションを塗ります
- フェイスパウダーを付けます
- パウダーを顔全体に付けます
顔全体に塗る場合(化粧下地)は、パール大1個分(=直径1cmくらい)を手に取ってからおでこ、頬、顎、鼻先の5点に置きます。
※リキッドFDを付ける時も最初はこの5点から付けるのがおすすめです
部分的につける場合(コントロールカラーや部分下地)は、気になるところに少しだけ付けます。※付けすぎると崩れの原因になります
コンシーラーを使う場合
※パウダーFDの場合はFDの前!
隠したい部分(ニキビ、ニキビ跡、シミ、クマ等)に付けます。
※この時にあまり塗り広げてしまうと薄くなってしまい上手く隠れないので、指でポンポンと「薄くのせる」感じで付けましょう。
「付けたところだけ色が明らかに違う」と感じたら、コンシーラーをのせた部分のフチだけぼかしてなじませましょう。
あくまで「フチ」だけです。
※イメージはこんな感じです↓ オレンジ色がコンシーラーの部分
スポンジにとって顔の中心から外側に向かってすべらせるように広げていきます。
鼻周りや口周りなども付け忘れがないようにしましょう。
スポンジでポンポンと付けると、小鼻の溝も付けやすいですよ。
パフを使うと、しっかり付きます。
ブラシを使うと、ふわっと軽く付きます。
お好みで使ってみてくださいね。
パフで付ける場合は、フェイスパウダーをパフに含ませ、パフをこすり合わせながら全体になじませます。こうすることで、一か所に固まって付くことがありません。
すべらせるのではなく、ポンポンと優しくのせる感じで付けます。
ブラシを使う場合は、ティッシュにフェイスパウダーを少し出します。
それをブラシに付け、軽くブラシを揺らして余分なパウダーをはらってから、ふわっと顔全体に広げます。
ベースメイクの手順~リキッドファンデーション
- 日焼け止めを塗ります
- 下地(コントロールカラー)を塗ります
- ファンデーションを塗ります
- コンシーラーを付けます ※リキッドFDの場合はFDの後!
- フェイスパウダーを付けます
手に出してから5点(おでこ、頬、顎、鼻先)に置きます。
置いたFDを適当でいいので、手指で広い範囲にのばします。
その次に、スポンジを使ってきれいに伸ばしていきます。
【初心者さんへのアドバイス】
ベースメイクはメイクをする範囲が広いので「均一にムラなく」仕上げるのが最初は難しいと感じるかもしれません。
ファンデーションや下地の種類もいろいろありますが、まずはここで紹介した「パウダーFD」と「リキッドFD」をマスターしてみてください。
慣れてきたら他のタイプのファンデーションを試してみるのも良いですよ。
基本の手順をおさえていれば、どんなタイプのファンデーションも使いやすいはずです。